★結婚とは他人を受け入れること

「結婚」=「幸せ」なのでしょうか？
「ひとりの幸せ」「ふたりの幸せ」「家族の幸せ」。
幸せにはいろいろな形があります。
結婚している人からみたら、自分だけの都合で自分の生きやすい選択をし、自分の時間を好きなように使える独身者が羨ましいと思うこともあるでしょう。
それでも、なぜ結婚したいのか。
そこをあらためて考えることから始めます。

結婚相手に対する理想や希望を並べる前に、自分がお相手に受け入れられる状態にあるのか…について考えてみる必要もあります。
他人を受け入れて、他人に受け入れてもらう。
婚活マインドを整えること。
ひとりで暮らす時間が長い人ほど、実はここがとてもハードルの高い部分なのかもしれません。

結婚相談所の活動の中で、お見合いや交際が成立しても、お断りをしなければならない場面もでてきます。
その際の理由で多いのが、「価値観が違ったから」「フィーリングが合わなかったから」。

でも、よく考えてみてください。
今まで別々の環境で暮らしてきた赤の他人なのですから、価値観なんて違って当たり前です。

問題は、その違いを愛せるのか、楽しめるのか、許せるのか・・・。
違うことは、悪いことではありません。
開けたことのないドアを開けてみる。
通ったことの無い道を歩いてみる。
その勇気が、新しい人生のスタートには必要なのかもしれません。

心の持ちようとしては、希望条件に合わないところをチェックして、お相手を選んでいく減点法をとるよりも、まずは出逢えたことに感謝し、希望条件に合ったところをみつけていく加点法を取った方が結婚への近道になるかと思います。

これは、婚活においてだけではなく、結婚生活においても同じだと思いますが、出会えたことに感謝する気持ちや、お互いに歩み寄る姿勢が大切で、その気持ちが通い合ったときに幸せを感じるのだと思います。